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遠洋漁船から拳銃1丁・実弾10発…また釜山港で

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.28 13:35
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釜山市沙下区(プサンシ・サハク)甘川(カムチョン)港に入港した遠洋漁船から拳銃と実弾が見つかり、入港許可システム上の問題が指摘されている。

釜山海洋警察署によると、22日に甘川港に停泊中の遠洋漁船K号(289トン級)のユン機関長(52)が出港前に船員の寝室のエアコンを修理していたところ、エアコンのダクトの中から拳銃1丁と実弾10発を発見したという。ユン機関長は船主のアン氏(60)にこれを知らせ、アン氏は警察に申告した。

 
K号は15年間、ウルグアイ、英国領フォークランドなどの海上でマグロ操業をしてきた漁船で、国内のある船会社が所有していたが、7月に現在の船主に売却された。フォークランドで創業をしていたK号は船体の修理のため7月に甘川港に入港した。

海洋警察はアン氏の申告を受け、国立科学捜査研究院に銃器・実弾の種類と指紋鑑識を依頼した。拳銃と実弾の入手経緯は船主と船員を相手に調べる計画だ。海洋警察の関係者は「以前の船の所有主は国内にいるが、船員の大半は外国に出ていて拳銃と実弾の入手経緯を調べるのは容易でない。まずは電話などを使って調べる計画」と話した。

釜山地域で港を通じた銃器類の密搬入が確認されたのは今回が初めてではない。昨年7月に麻薬秘密取引容疑などで釜山警察庁麻薬捜査隊に逮捕された在日韓国人A(44)の体からロシア製の拳銃(TT-33)が見つかった。Aは当時、警察の調べで2015年9月に旅客船の貨物に隠して釜山港に持ち込んだと供述した。釜山海洋警察によると、この10年間に釜山港を通じて密搬入された銃器は9丁、実弾は約150発にのぼる。

輸入禁止物品の銃器が密搬入されるのは遠洋漁船の入港許可手続きに問題があるからだ。船が港に入るには海洋水産部と釜山港湾公社・関税庁・法務部などの許可を受ける必要がある。この時に税関関係者らが船に乗り込むが、厳格な検査ではなく、提出された書類をチェックして口頭で禁止物品がないか確認する程度で終わるのが現実だ。

釜山本部税関の関係者は「釜山港に入るコンテナは一日に約5万個にもなる」とし「このうち危険貨物に分類されたり要注意会社および荷主の貨物を中心に10%ほどを選別検査する。事前に入手した情報がなければ見つけるのは難しい」と話した。国際法上、船は該当国の領土と見なされるため、他国籍の遠洋漁船は国内に入っても韓国政府当局が自由に捜索することはできない。

韓国では年間3500隻の遠洋漁船が入出港する。釜山港がこのうち半分以上を占める。釜山港には2015年2209隻(255万3125トン)、2016年2323隻(294万8637トン)、今年現在2173隻(271万7701トン)の遠洋漁船が入出港した。

銃器を使った凶悪犯罪を予防するためにも主要港湾を通じた銃器類密搬入取り締まりを強化しなければいけないと専門家らが声を高める理由だ。装備と人員を補強し、遠洋漁船の入港時の捜索を強化するべきだと専門家らは助言する。韓国テロ学会長のイ・マンジョン湖原大法警察学部教授は「人員を増やして先端装備を補強する一方、国際司法・情報機関との協力を強化し、銃器類秘密取引情報を積極的に共有する必要がある」と述べた。

チェ・ソクユン韓国海洋大海洋警察学科教授は「安全のために捜索をあまりにも強化して統制すれば旅客の不便が増えるだけに、安全と自由をどのラインまで保障するかは政策的に判断しなければいけない問題」とし「入港と通関を管理・監督する法務部と港湾公社など関係機関が有機的な関係を結んで代案を模索するべきだ」と強調した。

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