【噴水台】「うちの犬は噛まないですよ」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.23 15:36
2008年7月、世界が驚いた。11歳のブラジル少年ガブリエルくんが攻撃的なピットブル犬を噛んだのだ。親戚の家に遊びに行ったガブリエルくんは犬が突然駆け寄ってきて噛み付くと、逆に首筋に噛み付いたという。力いっぱい噛んだため犬歯が折れた。このニュースは世界に伝えられ、ガブリエルくんは「犬を噛む少年」として有名になった。19世紀の米国ジャーナリストのチャールズ・ダナは「犬が人を噛んでもニュースにはならないが、人が犬を噛むとニュースとなる」と言った。ニュースの珍しさと希少性を強調した誇張法だが、実際にこのようなことが起きたりする。
最近は犬に対するニュースの価値(newsworthy)が変わった。ペットが急増したことで隣人間での紛争と呆れるような事故が頻発する。個人的には登山の時に出会うペットが本当に嫌だ。先週末も海抜471メートルの山の頂上付近で大きな犬2頭に出会った。首輪もなかった。全身が縮んだ。「うちの犬は温和だから噛まないですよ」。なんでもないと言ったように話す飼い主が憎らしかった。