<そり>毎日8回実戦さながらに疾走…韓国、五輪初のメダルに自信
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.19 13:08
スタートトラックの周囲に200人ほどの観衆が集まり座った。スケルトンを手にした「アイアンマン」ユン・ソンビン(23、江原道庁)が登場すると観衆は歓声を上げた。ユン・ソンビンがトラックを蹴り走り始めると歓声はさらに大きくなった。史上初の五輪メダルを狙う韓国ボブスレー・スケルトン代表チーム選手らが18日に江原道平昌(カンウォンド・ピョンチャン)のアルペンシアスライディングセンターで実戦訓練をした。周辺の学校の生徒らと軍人で構成された模擬観衆が実際の競技場の雰囲気を演出した。訓練を終えたユン・ソンビンは「プレッシャーに勝つためにした訓練だ。本当に五輪の試合だと考えて走った」と満足げだった。
平昌冬季五輪そり種目のボブスレー(円筒形のそりに2人または4人が乗る競技)とスケルトン(平たいそりにうつ伏せに乗る競技)は韓国の戦略種目だ。ホームトラックで開かれるだけに史上初の五輪メダルを狙う。2016~17シーズンでスケルトン世界2位のユン・ソンビンと、2015~16シーズンで世界1位に上がったボブスレー男子2人乗りのウォン・ユンジョン(32、江原道庁)とソ・ヨンウ(26、競技連盟)組がメダル候補だ。彼らは先月25日から平昌五輪のそり競技が行われるスライディングセンターでトラックに氷を張り3週間にわたり実戦訓練をした。