THAAD、探知800キロ、防御は200キロ…「北ムスダンなど高角発射なら迎撃は制限的」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.08 13:24
韓国軍当局はその間、高高度防衛ミサイル(THAAD)について「現存する最上のミサイル防衛システム」と強調してきた。THAADのXバンドレーダー(AN/TPY-2)は音速の数倍で飛んでくる弾道ミサイルを探知して追跡する。ミサイルが落ちる時に迎撃するためレーダーを短距離探知用に設定することを終末モードというが、この場合800キロまで探知可能だ。
発射の瞬間まで把握するために設定(前方モード)する場合、最大2500キロまで探知できる。北朝鮮ミサイルを探知する能力が大きく向上したのだ。米国本土をはじめ、他の地域の米軍とネットワークでつながり、米国に向けて弾道ミサイルを発射してもすぐに把握できる。元軍関係者は「ミサイルの迎撃率はどれほど先に発見して追跡するかにかかっている」とし「北が米国を攻撃するミサイルの監視にも使用される可能性がある」と述べた。しかしTHAADは「万能薬」ではない。