【社説】THAAD配備完了…これからは首都圏の防御対策を悩む時
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.08 11:11
3日、北朝鮮による6回目の核実験を契機に国論分裂まで起こした高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の発射台4基が昨日、追加配備されたのは遅まきながら幸いだ。星州(ソンジュ)の住民たちの完全な同意を得られないまま電撃配備されたのは残念だ。だが、北核脅威が目の前に迫っている非常状況であることを考えると、避けられない選択だと見る。
今回の配備でとりあえず6基の発射台と探知レーダー、交戦統制所で構成されるTHAAD1砲台の姿は完成した。THAADの最大防御距離は200キロメートルだ。陸・海・空軍本部が集まっている鶏龍隊(ケリョンデ)と米軍2師団が位置した平沢(ピョンテク)を守るのが可能になったわけだ。問題は2000万人が暮らしているこの国の心臓部首都圏だ。