【社説】破格的な軍人事、戦力弱化につながってはならない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.09 14:07
軍首脳部を構成する隊長級軍人事を政府が昨日、発表した。合同参謀本部議長には空軍出身が23年ぶりに内定された。陸軍の場合、参謀総長と軍司令官にも従来より3期下の人物が任命された。空軍参謀総長である鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)合同参謀議長内定者が人事聴聞会を通過すれば、創軍以来初めて海・空軍出身国防部長官-合同参謀議長体制が発足する。それこそ破格人事だった。
今回の軍人事は文在寅(ムン・ジェイン)政府の初の高位将軍人事ということから大々的な入れ替えの性格が強い。国防部は人事の背景を「均等な機会提供」と説明した。陸軍と非陸軍、陸軍士官学校出身と非出身など、出身を問わず能力と道徳性により公正に人材を活用するということだ。間違った兵営文化を正すという意味もある。これはパク・チャンジュ前2軍司令官夫婦の公館兵に対する「パワーハラスメント」事件が一役買った。