【社説】金正恩の深夜の挑発、最大の圧迫で対応せよ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.31 11:21
北朝鮮が28日深夜に大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の「火星-14型」を奇襲発射したことで韓半島(朝鮮半島)の緊張がさらに高まっている。特に今回の挑発は韓国政府が南北軍事会談と離散家族再会に向けた赤十字会談を提案した状態で行われ、和解ムード造成の努力に北朝鮮がミサイルで答えた格好となった。
こうした状況で文在寅(ムン・ジェイン)大統領が挑発後すぐに緊急国家安全保障会議(NSC)を招集し、韓米合同ミサイル発射訓練と国連安全保障理事会緊急招集を指示し、独自の対北朝鮮制裁を講じるよう指示したのは適切な措置だ。北朝鮮の核など慢性的な韓半島問題を平和的な対話で解決できるならこれより良いことはない。だが、金正恩(キム・ジョンウン)政権が国際社会の中断要求を無視し現在のように核弾頭を搭載したICBM開発にばかり血眼になっているならば、むなしい対話要請ばかり繰り返してみても何も効果はない。現状況では対北朝鮮政策の重心を「対話」から「圧迫」にシフトするのが極めて当然の手順だ。