米軍基地移転費用…韓国9兆ウォン、米国7兆ウォン
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.12 09:13
トランプ米大統領は先月30日(現地時間)、ワシントンで文在寅(ムン・ジェイン)大統領と首脳会談をした後、メディア向け発表で「在韓米軍の駐留費用について公正な負担を実現させる」とし「分担は(同盟の)非常に重要な要素」と強調した。トランプ大統領は選挙中、韓国と日本が負担してきた米軍駐留費用を「小銭(peanut)」と表現し、分担金を増やすべきだと主張した。
しかしトランプ大統領の主張は米国基地移転事業費用をみる限り事実でない。米国基地移転事業は、龍山(ヨンサン)基地を平沢(ピョンテク)に移転する龍山基地移転協定(YRP)事業と議政府(ウィジョンブ)・東豆川(トンドゥチョン)などの基地を平沢と大邱(テグ)に移す連合土地管理計画改定協定(LPP)事業に分けて推進された。基地移転事業が何度か遅れ、費用は当初の7兆ウォンから2010年度を基準に16兆ウォン(約1兆5860億円)に増えた。韓国政府が負担するYRP事業は8兆9000億ウォン、米国政府が負担するLPP事業は7兆1000億ウォンと予想される。この数値だけを見ても韓国の分担金の方が多い。