THAAD報復でMERSの時より観光赤字が拡大=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.07.10 11:15
観光収支の赤字幅が大きくなっている。韓国銀行は5月観光収支が11億7890万ドル(約1億1691万円)の赤字を記録したと8日、発表した。MERS(中東呼吸器症候群)事態で外国人観光客が急減した2015年7月(11億2600万ドル)以降22カ月で最大値となった。観光収支の赤字は今年3月から3カ月連続で10億ドルを超えた。観光収支外国人が国内旅行をしながら費用から韓国人の海外旅行経費を抜いた金額を意味する。
高高度防衛ミサイル(THAAD)体系の配備をめぐる韓中対立が拡大し、中国観光客(遊客)は減った一方、韓国人の海外旅行が急増したのが観光収支に悪影響を及ぼした。韓国観光公社によると、5月に韓国を訪れた外国人観光客は97万7889人で、昨年同期より34.5%減った。遊客は同期間64.1%減少した70万5884人にとどまった。遊客が減り、旅行収入は減少した。