【社説】最後の決定的な対北朝鮮圧迫だけが唯一の解決法=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.06 17:07
北朝鮮が4日、奇襲的に発射した火星-14型が米国政府によって大陸間弾道ミサイル(ICBM)と公式的に認められた。レックス・ティラーソン米国務長官は「北朝鮮のICBM発射を強く非難する」とし「これは米国と同盟国など全世界に対する新しい脅威」と糾弾した。事実上、問題のミサイルがICBMであることを認めたわけだ。韓国当局は「再進入技術が完成されたかどうかが確認されず、ICBMだと断定することはできない」と評価しているが、米国の見方から見ればかなり前から引いておいた「レッドライン(限界線)」を北朝鮮が越えたわけだ。
従来の挑発に比べられないほど、米国が激しい反応を見せているのはICBMが持っている戦略的重要性のためだ。北朝鮮がICBMを保有すれば、核兵器で米国本土を攻撃することができる。さらに、今回のミサイルがICBMかどうかを問わず、確かなのは今の開発速度から見ると米国本土まで到達するミサイル製作も年内に可能だろうという事実だ。これに核弾頭の小型化まで成功する場合、韓米が懸念してきた核兵器装着ICBMを北朝鮮が保有する最悪の状況が現実化することになる。