【社説】「対話しよう」という文大統領にミサイル発射で応じた金正恩委員長
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.05 10:02
韓米首脳会談で北朝鮮と対話すると述べた文在寅(ムン・ジェイン)大統領に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長は大陸間弾道ミサイル(ICBM)で応じた。北朝鮮は昨日午前、平安北道(ピョンアンブクド)の方ヒョン(パンヒョン)飛行場から東海(日本名・日本海)へICBMミサイルを発射した。北朝鮮発表によると、このミサイルは高度2802キロメートルまで上昇して933キロメートルを飛行した。ミサイルは北海道とロシアの間の海上に落ちた。日本列島を渡さずに最大距離で発射したわけだ。
文大統領就任2カ月で北朝鮮が6回目発射したミサイルだが、その間発射したミサイルとはレベルが違う。構図をひっくり返すかのような一種の「ゲームチェンジャー」だ。対北朝鮮政策を完全に立て直すべき状況だ。文大統領もこの日、NSCを開催して「今回のミサイルがICBM級である可能性も念頭に置くべきだ」と述べた。文大統領はこの日、英国のキャメロン元首相との会談で「北朝鮮がレッドラインを越えれば、我々(韓米)がどう対応するか分からない」とし、「北朝鮮は後戻りできない橋を渡すな」と警告した。