韓経:【社説】スローガンでなく事実と科学に立脚して「脱原発」話すべき=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.21 14:21
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が一昨日、古里(コリ)原発1号機永久停止記念式で「古里1号機の永久停止は脱核国家へ向かう出発点であり、安全な大韓民国へ進む大転換だ」と述べた。脱原発を公式宣言したのだ。しかし大統領も話したが、エネルギー政策の大転換は決して容易なことではない。政府と民間、産業界と科学技術界が共同でするべきことであり、国民のエネルギー認識も変わる必要があるという指摘に同意する。
これを可能にするには、脱原発主張も、またその代案として提示されるエネルギー政策も、徹底的に「事実」と「科学」を土台にしなければならない。スローガンや感性にとらわれる場合、むしろエネルギー政策に対する不信感が深まるだけだ。そのような点で心配が少なくない。「脱核」という用語から不適切だと考える。エネルギーを話しながらあえて否定的な語感を与える表現を使用すること自体がもう一つの偏見だ。