中国「THAADの政治的決断を」 韓国「経済・文化制裁、解消されるべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.21 09:52
文在寅(ムン・ジェイン)政府発足後、初めて開かれた韓中外交次官戦略対話で、両国は高高度ミサイル防衛(THAAD)体系をめぐり従来の立場を崩さないまま平行線をたどった。20日午前、北京の釣魚台国賓館で16カ月ぶりに開かれた第8回韓中外交次官戦略対話で、「中国は韓国側に(THAADに関して)政治的な決断を見せるよう希望した」と中国外交部の耿爽報道官が定例記者会見を通じて明らかにした。
これに関し、韓国側は報道資料を通じて「会談でTHAAD配備に対する(韓国の)これまでの立場を再確認した」とし「林聖男(イム・ソンナム)外交部第1次官は両国間の経済・文化・人的交流分野の協力を通じて困難を解消していく必要性を強調した」と明らかにした。韓国は中国の制裁解除を、中国はTHAAD配備撤回という従来の立場を維持した。