【社説】米国また金利引き上げ…家計と企業の対処火急=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.16 08:54
米国連邦準備制度(Fed)が昨日、予想通り基準金利を0.25%引き上げた。Fedは連邦公開市場委員会の定例会議を開き、基準金利の範囲を既存の0.75~1%から1~1.25%に上げた。これで米国と韓国の基準金利(1.25%)が同じになった。Fedはまた、ことしあと1回、来年中に3回の引き上げ基調を維持した。ことし下半期の追加引き上げが断行されれば、韓米間の金利逆転の可能性が高まり、韓国銀行の基準金利引き上げの圧力も高まることになる。
しかもFedが年内の保有資産縮小の可能性を示し、グローバル金融市場に米国発金融緊縮の衝撃が予告されている。Fedは2008年のグローバル金融危機以来、米国債と住宅担保付証券などを買い入れる方法で市中に資金を供給し、4兆5000億ドル規模の資産を保有してきた。しかし、景気回復の傾向が明確になり、2015年12月から金融緩和を縮小したが、今は失業率も4%台まで落ちており早ければ今年9月に保有資産も減らす量的緊縮(QT)を行うということだ。