文大統領、北朝鮮のミサイル挑発直後に警告
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.15 07:55
文在寅(ムン・ジェイン)政権発足4日目の14日未明、北朝鮮がミサイル挑発をした。文在寅大統領はこの日午前8時から国家安全保障会議(NSC)常任委員会会議を主宰し、「深刻な挑戦」と規定した。「断固」「強力に」対応・糾弾するという強い語調の表現も使った。軍と外交当局に実質的な対応も指示した。文大統領は「挑発抑止力を早期に強化するため、韓国型ミサイル防衛システムのKAMD推進状況を点検し、速度を高めるべき」とし「外交当局は米国など友好国、国際社会と協調し、北の今回の挑発行為に必要な措置を取ってほしい」と述べた。
この日、北朝鮮は午前5時27分ごろ、平安北道亀城付近で弾道ミサイル1発を発射した。射程距離は約700キロ、ミサイル最大高度は2000キロを超えた。軍の関係者は「中距離弾道ミサイルとみられ、発射に成功したと評価する」と述べた。瞬間速度もマッハ(音速)15に達した。正常発射すれば米国本土まで攻撃できる大陸間弾道ミサイル(ICBM)に近づいたという分析だ。