韓国1位の物流企業、インド・中東の企業2社を買収(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.27 16:37
宅配業界にM&A(企業の合併・買収)の風が吹いている。CJ大韓通運は、インドと中東の物流企業2社を同時に買収して海外に歩幅を広げている。韓国1位の宅配物流企業であるだけに飽和状態になっている韓国内の物流市場から脱して初めてアジア市場に挑戦状をつきつけているわけだ。一方では、世界をリードする物流企業である米UPSが韓国の宅配会社を買収して韓国市場への参入を試みている。
CJ大韓通運は、インドの物流企業「Darclロジスティクス」の持分50%〔570億ウォン(約56億円)〕を買収して第一の大株主になったと26日、発表した。1986年に設立されたDarclは、インド内に210の拠点を置いており、1万5000台の車両・装備を運用している。昨年の売上額は約3200億ウォン、役職員数は約3400人だ。インドの輸送分野1位、総合物流分野3位に上っている。