韓経:【コラム】大統領が大学入学金にまで干渉する大韓民国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.24 13:20
大統領選挙を控え、候補の大半が大学入学金廃止公約を出している。誰が当選しようと、大学入学金の廃止は既成事実になる雰囲気だ。しかし大学が入学金を受けない場合、長期的に大学の発展や学生に決してプラスにならない。こうした点で大学入学金の廃止は大学生の票を引き込むための公約にしか見えない。
大学が新入生から入学金を受ける理由は、在学生とは違い新入生を受け入れる準備をするうえで諸費用がかかるからだ。そこには新入生オリエンテーション、新入生の登録に関連する電算業務、新入生の補助およびサービスなどが含まれる。このため新入生には在学生の授業料より多く賦課される。追加で賦課するものには入学金という用語を使う。米国でも入学金(matriculation fee)を受ける大学が多い。