【現場から】家計負債対策の混乱招いた韓国銀行のでたらめな統計(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.13 13:47
ここまでくれば大事故だ。韓国銀行が発表してきたノンバンクの家計向け融資統計が間違い続きだったことが確認された。統計の誤りがいつから、どの程度起きていたのか現在では把握すら難しい。韓国銀行の信頼度に傷が付いただけでなく、既存の家計負債管理政策まで再点検しなくてはならない状況だ。韓国銀行は12日、「2月の預金取扱機関家計貸付統計」を発表し、2015年12月から1月まで14カ月分のノンバンク預金取扱機関(貯蓄銀行、相互金融、信用協同組合、セマウル金庫)の統計数値を全面修正した。
韓国銀行のムン・ソサン金融統計チーム長は、「一部機関がその他担保貸付を住宅担保貸付に間違って含めて過剰集計したものを確認し、これをその他貸付に再分類した」と明らかにした。住宅担保貸付統計には住宅に関連した貸付商品(伝貰資金貸付含む)だけ含まれるべきだが、住宅ではない他の不動産担保貸付を含む誤りがあったという説明だ。