韓半島（朝鮮半島）高高度防衛ミサイル（ＴＨＡＡＤ）問題の余波で、オリオンの一部の中国工場が生産ラインの稼働を中断した。

オリオンによると、ＴＨＡＡＤの影響で中国人の製品消費が減少し、オリオンの６カ所の中国工場のうち一部の生産ラインの運営が中断した。オリオンが運営中の生産工場は北京（２カ所）、上海、広州、瀋陽、新疆の５カ所とウイグル地域の原料生産工場がある。

オリオンの関係者は「ＴＨＡＡＤによる中国内の売り上げの影響で一部の生産ライン稼働を中断し、生産量を調整している段階」と説明した。

オリオンは１９９７年に北京に工場を建設し、すべての製品を現地で生産して販売してきた。社名も「好麗友」（良き友）であり、韓国企業という事実はあまり知られていなかった。しかし最近ＴＨＡＡＤイシューが浮上した後、オリオンが韓国企業という事実が知られ、販売が減少した。オリオングループの全体の売上高のうち中国は５６％を占める。

オリオン側は「ＴＨＡＡＤ問題が長期化し、一部の製品の在庫が増えた」とし「製品の新鮮度維持が重要なので一部の生産ラインを止めて状況を眺めている」と伝えた。