【コラム】青少年の夢が「無職の金持ち」という韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.10 10:08
最近ソウル江南(カンナム)のある中学校の教室で先生が生徒に将来の夢について尋ねたところ、約30人の生徒のうち半分以上が「無職の金持ち」と答えたという。もちろん生徒の一部はふざけて答えた可能性がある。しかし多くの生徒がただ遊びながらお金を使って暮らすことを未来の理想として描いているのだから悲しい。
ソウル江南は韓国国内で私教育1番地と呼ばれる。ほとんどの生徒が学校が終わるとすぐに多くの塾が集まる大峙洞(テチドン)に移動し、夜遅くにへとへとになって帰宅する。小学生は持ち歩く本が多くて重いためスーツケースのようなかばんを引いて塾に通う。このため塾の授業制限時間である午後10時になると、この一帯は子どもを迎えにくる親の車で混雑する。教育熱に関しては世界のどこと比べても劣らない。