<リセットコリア>韓国所得税の割合3.7%、OECD平均を下回る…税金の不公平・不満発生
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.21 13:59
我々はなぜ租税が公平でないと感じているのだろうか。これは税金負担をはじめ、租税の収入構造を示す「税金地図(Tax Mix)」を見ると一目で分かるだろう。まず、韓国の経済規模に比べて個人所得税の割合が経済協力開発機構(OECD)加盟国平均の40%に過ぎないということに注目する必要がある。OECDの平均は国内総生産(GDP)の8.6%に達しているが、韓国は3.7%にとどまっている。各種非課税や減免などで個人所得税の実効税率が名目税率よりはるかに低いのがその原因だ。所得再分配の効果が最も大きいという所得税の割合がこのように小さいため、税金が公平だと感じられるわけがない。
一方、増税論争で非難の的となっている法人税はGDPに比べて税収の割合がOECD加盟国で最上位だ。経済で企業が負担する税金が比較的に大きいということだ。これは企業単位の租税負担が大体国際平均と大きく変わらないということから、法人税が脆弱な歳入構造の主な原因とは言い切れない。