北朝鮮「在日米軍打撃する核ミサイル訓練」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.08 08:49
北朝鮮の国営メディアは7日「今回(6日)の在日米軍基地弾道ロケット打撃訓練は核戦闘部(弾頭)取り扱い秩序と迅速な作戦遂行能力を判定検閲するために進められた」と明らかにした。これは北朝鮮が核弾頭を組み立ててミサイルに搭載する実験までしたということだ。この実験は戦略軍火星砲兵部隊がしたもので、昨年7月にも弾道ロケット発射訓練をした。当時北朝鮮は「核弾頭爆発操縦装置の動作特性を検閲した」とだけした。すなわち昨年7月にした実験は核弾頭が正常に爆発するかを点検したものなら今回は核弾頭組み立てとミサイル搭載実験までしたという主張だ。こうした北朝鮮の発表が事実であるならばミサイルに搭載する核弾頭をすでに作った状態という意味となる。核ミサイルの実戦配備に一気に近づいたという意味だ。
科学技術政策研究院のイ・チュングン専任研究委員は「北朝鮮が『取り扱い秩序』と表現したのは模型弾を利用して核弾頭を組み立て配置する順序を検証したことを意味する」と話した。軍出身である慶南(キョンナム)大学極東問題研究所のキム・ドンヨプ教授は「北朝鮮の主張が事実ならば北朝鮮が今回東倉里(トンチャンリ)発射場近くに核弾頭を秘密裏に保管しているという意味にもなる。だが北朝鮮が核能力を過大包装している可能性も排除することはできない」と指摘した。東倉里発射場は北朝鮮が米国本土を射程距離に入れることを目標に大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験をしてきたところだ。