サムスン電子の時価総額の規模が世界証券市場で１６位となったことが分かった。

韓国取引所は３日を基準にサムスン電子の時価総額が２４１０億ドル（約２兆４５３５億円）で、１年前（１４６２億ドル）より９５％増えたと７日、発表した。時価総額ランキングも３９位から１６位に上昇した。世界証券市場の時価総額上位１００社のうち韓国企業では唯一ランクインした。

世界の半導体業界が好況だったため実績が大きく改善されたことを受け、株式を買い入れた投資家が増えたためだ。同期間にサムスン電子の時価総額の伸び率は世界証券市場で６位となった。サムスン電子の株価は右肩上がりとなっている。前日の終値が２００万４０００ウォン（約１９万９０００円）と、過去最高額となったサムスン電子はこの日午前１１時、２０００ウォン（０．１％）下がった２００万２０００ウォンで取り引きされている。

韓国内の時価総額２位のＳＫハイニックスは世界市場では時価総額が４４０位（２９７億ドル）だった。韓国内の時価総額３位の現代車は４９６位（２７１億ドル）となった。

一方、世界証券市場で時価総額上位１００社の合計は１７兆５３６２億ドルで、１年前より１８％増えた。時価総額１位は米国ナスダックに上場したアップルで、７３３４億ドルだった。アップルは昨年にも１位だった。米アルファベット、マイクロソフトが次いだ。フェイスブックは昨年と同様な６位だった。

上位１００社の中で５７社は米国証券取引所に上場した。ニューヨーク証券取引所（ＮＹＳＥ）の上場企業が４２社、ナスダック上場企業が１５社だった。この企業らの時価総額は１００社の６５％を占めた。その次に香港証券取引所（８社）、ロンドン取引所（７社）、ユーロネクスト（６社）が多かった。

米国証券取引所に上場した中国企業なども躍進した。ＮＹＳＥに上場した中国電子商取引大手アリババは１年前の３１位から１３位に躍進し、香港証券取引所に上場した中国最大ＩＴ企業のテンセント（騰訊）は２８位から１５位に上がった。