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【コラム】アカデミー賞のミスが韓国だったら

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.03 11:11
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「受賞者は金在伝(キム・ジェジョン)!」

1986年、韓国プロ野球ゴールデングローブ授賞式。遊撃手部門の授賞者として当代トップスターの女優李甫姫(イ・ボヒ)が出た。彼女はカードを開いてしばらくためらった。それから授賞者の名前を「キム・ジェジョン」と読んだ。名前が漢字で書かれていたので「金在博(キム・ジェバク)」を「金在伝」に読み間違えたわけだ。あってもおかしくないミスだった。だが「歴代最悪のハプニング」として世論は沸き上がった。「芸人ってそうさ。無知だからね」という先入観もあったようだ。

 
漢字の読み間違いは“ご愛嬌”として済まされるような大型事故が第89回アカデミー授賞式で起きた。それも最も光栄とされる作品賞で発表ミスが起きた。米国でもかなり騒いでいるが、その当事者は「そのようなことはあり得るだろう」として平然としている。「政治に気をとられたため」というトランプ大統領だけは除いて。もしこのようなミスが韓国で起きたとすれば。

①『ラ・ラ・ランド』の「座り込み」=冗談じゃない。いや、スピーチまでしているのに譲ってほしいとは。しかも、「俳優様」まで壇上に上がっているのにこのような恥をかかせるとは。あの方が今後、私の作品に出るだろうか。6冠で監督賞も受けたのに作品賞ではないというのはどういうこと?これは陰謀だ。審査過程が明らかになるまで譲るわけにはいかない。

②『ムーンライト』の「受賞拒否」=黒人同性愛をテーマにした映画に賞を与えるのがそれほど気に入らなかったのだろうか。「アカデミーは偏見がない」という見せかけで賞を一つや二つぐらいは考えただろうが、突然作品賞を受けるとは「ビックリ」しただろう。しかも、白人主義を前面に出している新政府の「ブラックリスト」にわれわれの名が連ねているから機嫌を取らざるを得なかっただろうし。それでも終盤にこのように気が抜けるとは。そんな賞ならこちらから遠慮する。

③ウォーレン・ベイティ(授賞者)の「告訴」=映画人生56年でこのような恥辱とは。私は俳優としても監督としても最高だから。だから1万2775人の女性と一緒に寝たわけだ。これは「女嫌」にとらわれた人が犯した悪意の火遊びであることに間違いない。捜査しないと!

アカデミー賞の翌日、韓国内では第14回韓国大衆音楽賞の授賞式が開かれた。大衆性より音楽性を基準にインディーミュージックが注目されたこの日、「最優秀フォーク歌賞」を受けた歌手イ・ランは「賞金がない。トロフィーを売りたい」として現場で即時オークションを進めて50万ウォン(約4万9000円)で売った。音楽界の現実に対する一打ちだったかもしれないが、賞の権威を自ら放り投げた格好だった。

「韓国にはなぜアカデミー賞、グラミー賞のような授賞式がないのか」という不満が多い。受け止め難い真実だが、政治はその国の民度を表わすという。同様だ。芸術界の水準を見せるのはまさに授賞式だ。

チェ・ミヌ/文化部次長

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