朝中外相会談…THAAD圧力を強める中国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.03 08:20
中国の王毅外相は1日、北京で北朝鮮の李吉聖(イ・ギルソン)外務次官に会った。現地メディアによると、王外相は李外務次官との会談で、「伝統的な朝中友好関係を確固たるものにするというのが中国の一貫した立場」とし「中国は北朝鮮と疎通を強化し、両国関係の健全な発展を望む」と述べた。王外相は韓半島(朝鮮半島)問題に関しては「韓半島の非核化と平和体制という目標のために新たな努力をしていくことを望む」と強調した。これに対し李外務次官は「朝中友好関係は両国の資産であり、北朝鮮は中国と共に関係をさらに発展させることを望む」と答えた。しかし詳しい会談内容は公開されなかった。
今回の朝中間の会談は電撃的に行われた。金正男(キム・ジョンナム)氏殺害(先月13日)と高高度ミサイル防衛(THAAD)体系問題で急変する国際情勢の中、両国の利害が一致したというのが、専門家らの分析だ。特に会談ではTHAAD対応の協調についても議論されたという。韓米間の軍事協力に朝中が共同で対応するという意味とみられる。中国側は2日にもTHAADの在韓米軍配備に強く反発した。現役少将がTHAAD配備予定地への「精密打撃」を主張したりもした。人民日報の姉妹紙・環球時報2日付には中国軍事科学院の羅援・特別招へい委員(67)のコラム「THAAD反撃10対策」が掲載された。