暴言・もみ合い・侵入…不穏な空気の韓国憲法裁
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.28 13:56
弾劾審判最終弁論が行われた27日午後、ソウル地下鉄3号線・安国(アングク)駅の2番出口前で、警察官は太極旗(韓国の国旗)を持った人々が憲法裁判所に向かうのを制限した。警察に阻止された太極旗部隊は「警察ではなくスパイだ」「警察がろうそく集会に洗脳された」と声を高めた。暴言ともみ合いも続いた。警察官を押して憲法裁側に進もうとして後ろに倒れる人もいた。憲法裁の前では一日中、1人デモや記者会見が続いた。憲法裁周辺の警察力は倍に増え、記者会見の人員は50人に制限された。
太極旗を持った20-30人は午前から憲法裁の前で「弾劾無効」を叫んだ。午後には弾劾に賛成する市民団体の記者会見も行われた。午後1時10分ごろ、環境運動連合は「広場のろうそく集会の民心と国民はよりいっそう明確に朴槿恵(パク・クネ)大統領の即刻弾劾を要求している」と述べ、市民から受けた5868枚の弾劾要求葉書を憲法裁に伝えた。30分後にはろうそく集会を主催する「朴槿恵政権退陣非常国民行動」(退陣行動)が書道家チョ・ユンゴン氏が書いた「弾劾、一刀両断」を掲げた。太極旗を持った市民は記者会見中「今すぐにやめろ」と叫んだ。