【コラム】海外受注の青信号…「チームコリア」再浮上
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.23 13:01
新年早々から韓国企業が海外インフラ市場で相次ぎ朗報を伝えてきた。トルコでは強い競合国だった日本を抜いて3兆ウォン(約2982億円)を超える「チャナッカレ・プロジェクト」橋梁事業の優先交渉対象者として選ばれることが有力だ。エジプトでは受注が有力視されていたフランスとの競争で負けず4900億ウォン規模のカイロ地下鉄3号線車両の供給事業を受注した。これを機にトルコの高速鉄道車両供給、エジプトのカイロ地下鉄5号線など後続事業の受注可能性が大きくなるものと期待される。
昨年、海外建設の受注額が2006年以来最低水準の282億ドル(約3兆1945億円)にとどまったため、この成果はより鼓舞的だ。世界インフラ市場は今後もずっと成長すると予想されている。アフリカ・中南米など新規市場が拡大しているうえに、トランプ大統領の老朽化したインフラの改善計画発表を契機に米国など先進国市場が新しい機会として浮上している。グローバルコンサルティング会社のマッケンジーは、2013年から2030年まで18年間世界インフラ投資の需要が57兆ドルに達すると見通した。