【コラム】塾街の私腹を肥やす21世紀の韓国の科学教育
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.22 15:21
不安と危機感は誰かにはお金になり、ビジネスチャンスになる。数日前にソウル江南(カンナム)のある塾で科学者と名乗る講師が保護者を集めて相談会を開いた。不安や焦りにさいなまれている「ママ」たちが耳を傾けて聞いていた。
「実際に、私も科学者だが、これは深刻な問題です。最初からなくすか、準備期間を十分に与えるべきでしょう。先行学習で夜遅くまで塾を転々とする子供たちはもちろん、そうではない子供までも5~6週間で特定のテーマで討論大会のための実験や報告書を作成するのは不可能なことです」