【コラム】北朝鮮が静かな理由(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.02.06 11:15
北朝鮮は息も聞こえないほど非常に静かだった。ミサイル試験も、核実験も、挑発もなかった。ホワイトハウス「金髪の集団」ためであろう。北朝鮮はドナルド・トランプ大統領を注意深く見守っていたことだろう。彼の素早く強烈な初期対処に驚いたことだろう。
北朝鮮指導部は、米国が気候変動対応や国連および個別国家との関係に対して長く守ってきた政策をたった一週間でひっくり返す能力がある大統領と直面しているという事実に気がついただろう。北朝鮮はトランプ大統領が何をするのかよく分からないが、彼が自身に対して不利になる状況では神経質に反応する事実は知っている。トランプは北朝鮮が米国大陸に向けた核弾頭ミサイルを開発しないと述べてきた。したがって、北朝鮮のミサイル試験準備に対する彼の反応は非常に鋭いはずだ。もしかしたら北朝鮮が燃料を供給して発射台に装着したすべてのミサイルを破壊することもできるかもしれない。このような不確実性と不安が、少なくとも当面は、北朝鮮が挑発を避けることを決めさせたように思われる。