韓国国会議長-中国主席の会談、与野党の葛藤で取り消し
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.03 15:39
中国の習近平国家主席との会談日程まで確定した丁世均(チョン・セギュン)国会議長の中国訪問計画が取り消しになった。政界と外交消息筋によると、国会は2日、こうした内容が入った丁議長名義の書簡を外交経路を通じて招請者の張徳江中国全国人民代表大会常務委員長あてに送った。
この日、匿名を求めた国会の関係者は「丁議長の訪中関連協議は昨年11月に開始し、カギであった習主席との会談日が今月15日に決まったという通知を受けた」とし「丁議長は先週、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交長官から高高度ミサイル防衛(THAAD)体系など懸案に関するブリーフィングを受けるなど訪中の準備をしてきた」と伝えた。続いて「しかし院内4党の政策委議長や国会副議長級を含む超党派の訪中団の構成について与野党間の隔たりが埋まらず、丁議長が悩んだ末、訪中をあきらめることになった」とし「昨年6月の黄教安(ファン・ギョアン)首相の訪中以来、最高位級の交流となる国会議長の訪中を我々の事情で突然取り消したことで、外交的欠礼という声とともに韓中関係がさらにこじれないか懸念される」と話した。