ローマ法王「国民が選出したヒトラーが国民を破滅した」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.23 14:40
ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が最近、米国・欧州など世界各地で強まっているポピュリズムがヒトラーのような指導者の選出につながるおそれがあると懸念を表明したと、AFP通信が22日(現地時間)報じた。
ローマ法王は20日、スペイン日刊紙エル・パイスのインタビューで、ポピュリズムの危険性を尋ねる質問に対し、「人々は危機が迫れば判断力を失い、自分を守る救援者を探す」とし、ナチスの指導者ヒトラーが選出された1933年のドイツをポピュリズムの極端な事例に挙げた。法王は「当時のドイツは1930年に経済危機を迎えて崩壊した状態だった。ドイツ人は国を再起させる指導者を望み、この時にヒトラーが『私はできる』と叫んで登場した」とし「ヒトラーは権力を盗まなかった。ヒトラーは国民によって選出され、その後、国民を破滅させた」と述べた。