韓国、北朝鮮の核・ミサイル開発防げず…先制打撃・迎撃強化へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.20 08:53
韓国軍が北朝鮮の大量破壊兵器(WMD)使用を防ぐために動いている。核兵器・大陸間弾道ミサイル(ICBM)など北朝鮮の大量破壊兵器開発ペースが予想以上に速いという判断のためだ。北朝鮮は昨年、核実験のほか、日本やグアムをターゲットにそれぞれノドン・ムスダンミサイルを発射する能力を誇示し、有事の際は被害が膨らむ可能性があるという分析も作用した。
これを受け、軍は北朝鮮が核を搭載したミサイルを使用できないよう戦略を樹立したと、政府当局者が19日明らかにした。この当局者は「2002年の第2次核危機発生以降、6カ国協議や国際社会は北が核を開発できないようさまざまな努力をしたが防げなかった」とし「北の核ミサイル保有を目前にした時点で現実的な対策が必要な状況」と述べた。北朝鮮が「レッドライン」を越え、韓国の外交的努力が事実上失敗しただけに、軍事的対応策の準備が急がれる状況ということだ。政府と国際社会が北朝鮮に制裁と圧力を加えるなど非核化の努力を続けるものの、北朝鮮の挑発の脅威に対するパラダイムの転換が避けられなくなったのだ。こうした方針は昨年の2回の核実験と24発の弾道ミサイル発射で表れた北朝鮮の脅威を評価した後、昨年10月から強まったという。