韓国文化体育部長官「政府に批判的な文化芸術家ブラックリストあった」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.10 13:54
9日、崔順実(チェ・スンシル)国政壟断聴聞会開始から4時間半経過した午後2時30分、趙允旋(チョ・ユンソン)文化体育観光部長官が暗い表情で入室した。趙長官は政府に批判的な文化・芸術家の「ブラックリスト」作成に介入したとの疑惑がもたれている。趙長官は当初、聴聞会への出席を拒否していたが、国政調査特別委の同行命令状を受けて出席した。ブラックリストに対する質問が多く出たが、趙長官は「偽証で告発された状態なのでお答えすることはできない」という言葉だけをオウムのように繰り返した。趙長官は昨年11月30日の機関報告で「ブラックリストを見たこともないし作成に関与したこともない」と答えていたが、「趙長官を偽証容疑で告発してほしい」との特検の要請で告発された。
結局、国民の党のイ・ヨンジュ議員の追及で口を開いた。イ議員は「ブラックリストは存在しますか」という質問だけを17回繰り返した。繰り返すたびに徐々に語調を高めていった。趙長官は「特検調査が行われている」としながら回答を避けようとしたが「ハア…」という長いため息をついて「芸術家の支援を排除する、そのような名簿はあったという判断になっている」と答えた。現職主務長官として文化系ブラックリストの存在を初めて認めた発言だった。