【コラム】新年に取り出したパン渓随録と100年後の韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.02 11:57
労働改革や教育改革、金融改革、国防改革、規制改革のようなものもしっかりと見れば400年余り前に柳馨遠が出したものと違うところがない。こうしたものが座礁した理由もパン渓随録が印刷されなかったのと似ているのではないか。
チョン・ビョンソク元労働部次官が書いた『朝鮮はなぜ崩れたのか』はこのように皮肉っている。「朝鮮は貧困を解決しようとせず、むしろ誇らしく思った。勤倹節約する清貧な暮らし、安貧楽道の哲学を崇めたてたためだ。技術的発達や改革政策はすべて止めようとし、民のための政策よりは既得権を保護する政策を優先視した」。