韓国証券市場が２９日に閉場した。この日のＫＯＳＰＩ（韓国総合株価指数）は前日より１．９７ポイント（０．１％）高い２０２６．４６で取り引きを終えた。昨年末と比較すると３．３％上がった。

年末基準では６年ぶりに最高値を記録した。時価総額は１３０８兆ウォン（約１２６兆３５００億円）に増えた。サムスンバイオロジクスなどの新規上場で史上初の１３００兆ウォンを超えた。

うわべは良いが中身については疑問だ。今年も「ＢＯＸＰＩ（ＫＯＳＰＩがボックス相場に留まること）」から抜け出せないまま大型株への偏り現象は激しさを増した。特にサムスン電子が全体時価総額で占める比重は昨年１５％で今年２０％に肉迫した。サムスン電子独走市場の勢いと言えるだろう。サムスン電子は１８０万２０００ウォンで今年の取り引きを終えた。１年間で４３％も上昇した。韓国取引所側は「今年は大型株が目立ったが、サムスン電子が全体大型株時価総額の増加分の７２％を占めた」と説明した。一方、中小型株は相対的に縮小しだ。

機関および外国人投資家を中心に大型株を好む現象が目立ち、業種別収益率も交錯した。大型の景気敏感株が多く含まれる電機電子と鉄鋼金属はそれぞれ３４．７％、２５．３％上がった反面、内需株である食料品と繊維衣服はそれぞれ２７．８％、２２．８％下落した。今年株価上昇率が最も高かった種目は星志（ソンジ）建設（３４５％）、永進（ヨンジン）薬品（３１４％）、成門）ソンムン）電子（２６０％）等だった。一方、韓進（ハンジン）海運（－９０％）、ＳＴＸ重工業（－７９％）、現代商船（－７７％）等の造船・海運業体は収益率最下位１～３位という不名誉を手にした。

ＫＯＳＤＡＱ指数は昨日より４．１７ポイント（０．６６％）高い６３１．４４で取り引きを終えた。昨年末より７．５％下がった。ＫＯＳＤＡＱ時価総額も２０１兆５０００億ウォンで８年ぶりに減少に転じた。高高度ミサイル防御体系（ＴＨＡＡＤ）配備にともなう中国の韓流禁止令でデジタルコンテンツ（－２９．４４％）業種が大きな打撃を受けた。