韓国元保健福祉部長官、国民年金がサムスン合併に賛成するように指示
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.30 10:49
崔順実(チェ・スンシル)被告による国政壟断事件を捜査中の朴英洙(パク・ヨンス)特別検査チームが文亨杓(ムン・ヒョンピョ)元保健福祉部長官(60、現国民年金公団理事長)に対する拘束令状を29日、請求した。特検チームが21日に捜査に入って以降、拘束令状を請求したのは今回が初めてだ。特検チームによると、文元長官は昨年7月にサムスン物産と第一毛織の合併過程で国民年金が賛成票を投じるように圧力を加えた疑惑(職権乱用権利行使妨害)を受けている。国会国政調査聴聞会(11月30日)で偽証した疑惑(国会での証言・鑑定などに関する法律違反)も令状請求書に含まれた。
李圭哲(イ・ギュチョル)特別検察官補は「文元長官が関連疑惑を全面否定したが、(28日明け方緊急逮捕された後)長官時代、国民年金に『サムスン合併』に賛成するように指示した事実を認めた。これを受け、最近、国会聴聞会で『合併を指示しなかった』と偽証した疑惑も追加して拘束令状を請求した」と述べた。拘束の有無は30日午後3時から開かれるソウル中央地裁の令状実質審査を通じて決定される。