【社説】分裂した保守、刷新競争だけが生きる道だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.28 17:02
非朴系中心のセヌリ党議員29人が、昨日、集団離党届けを提出して改革保守新党の立ち上げを宣言した。発起人大会と市・道創党大会を経て、来年1月24日、正式に新党を結成する。史上初の保守政府与党の分党で政界は26年ぶりに4党体制に突入した。もちろん、現在の4党体制は総選挙の結果ではなく、親朴・非朴の内紛の産物という点で安定した姿でない。セヌリ党内では新党に参加する議員が相当数待機しており、有力大統領選候補の招へいの如何では、政界がいつ・どのような形で解体し集まるか予断を許さない。このため「一時的な別居」という言葉まで登場している。
新たに登場した4党体制には多くの意味が含まれている。まず、朴槿恵(パク・クネ)大統領が植物大統領となる中、国政を導くべき政府与党まで割れてしまった政治的意味は大きい。セヌリ党は100議席を割り、新党と野党が推進する法案を阻止することも難しくなった。国政の主導権は名実相伴うように非セヌリ党へ移った。だが、これよりも重要なことは、セヌリ党からあと何人離党するか、第4党として出発した新党が院内3党に上がれるかという問題ではない。分党を機に、セヌリ党と改革保守新党が国と国民を導く新しいビジョンとリーダーシップを備えた真の保守政党として果たして生まれ変わることができるかということだ。