トランプ氏と会談した安倍首相のように「ストロングマンと1対1外交を」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.26 08:31
米国のトランプ次期大統領と中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領は、民主的な手続きを踏むより力を誇示するストロングマンリーダーシップの代表だ。彼らが国家首脳として国際舞台の前面に現れ、懸念が強まっている。彼らは外部の敵を通じて内部を結束し、国際機関ではなくマンツーマン外交を好み、右傾化の扇動を通じて大衆の追従を引き出すという共通点を持つ。このため冷戦終息後に国際社会が徐々に合意してきた自由貿易と国境開放、交渉を通じた紛争解決などの原則が根本から揺れている。
ストロングマンの鉄拳外交戦略については内需用から始まったという見方が多い。英誌エコノミストは最近、プーチン大統領の強硬姿勢を分析しながら「内政の脆弱性を外部への攻撃性で相殺しようとしている」と指摘した。実際、力に前に出したプーチン大統領の国内支持率は高い。プーチン大統領が主導する旧ソ連再統合世論まで強まった。ソ連崩壊25周年の26日を控え、現地世論調査機関レバダが行ったアンケート調査によると、「ソ連の崩壊は残念だ」という回答者が56%と、「そうでない」という回答者(28%)の倍にのぼった。同時にプーチン大統領の国際社会での地位も高まっている。フィンランドのシンクタンク、アレクサンテリ研究所は「ロシアのクリミア半島併合事件はロシアをグローバル強者、恐れの対象にした」と指摘した。西側の影響力が弱まる中、ブルガリアやモルドバなど旧ソ連国では親露性向の大統領が相次いで選出された。