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【コラム】我々はなぜ、新しいスターに熱狂するのか?=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.23 17:07
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芸能界でもスポーツ界や政界でも、我々は常に新しく浮上するスターに熱狂する。彼らはかつては見ることのできなかった斬新でかつ前向きな姿をしている場合が多く、我々も知らないうちに彼らに引かれていく。特にオリンピック(五輪)で金メダルを取った運動選手、海外で大きな賞や人気を得た作家や歌手、俳優、監督などは国民が自慢する英雄になる。政界でも例外はなく、米国のドナルド・トランプ氏や数年前の安哲秀(アン・チョルス)議員のように既存の政治家でない、他の分野で成功した人物が政治に入門した時、その歩みにスポットライトを当てて大きな期待を寄せる。既存の古い慣習を破って新しい政治を見せてくれるだろうと期待するのだ。

ところで、最近、分析心理学に関心を持ちながら、我々の内面にある無意識を勉強しているうちに、このような新しいスターに熱狂したり、誰かを英雄視したりするのは、見ている人々の自分投射(projection)から始まるという事実が分かった。すなわち、熱狂するスターや英雄の良い面は、実は見ている人の心の中にある肯定的な姿を英雄という対象に投射し、まるで彼がそのような姿をしていると思い込んで見ているということだ。例えば、その英雄がとても善良で正しい人に見えたとしたら、それはその人が持っている姿というよりは、見ている人が本人の内面にすでに持っている善良で正しい姿をその人を通じて少しの間見ているだけということだ。

 
実際、この話がある程度理にかなっているといえるのは、我々はそのスターや英雄についてよく知らないからだ。メディアによって断片的な画像イメージや短い新聞記事に接しただけ、その人に直接会ったことも、深い話を交わしたこともない。だが、誰かを理解して分かるというのは、その人の心理の根底にある多様な過去の経験と傷、コンプレックス、欲望、性格などを理解してこそ可能なことだ。よく分からない対象についてあの人はどうのこうのと話すのは結局、自身の中にある心理的材料をもって予想して判断したものだ。もしかしたら、その相手とは大きな関係のない投射だったかもしれない。


【コラム】我々はなぜ、新しいスターに熱狂するのか?=韓国(2)

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