<チャイナインサイト>韓中FTA発効1周年、成績は「B+」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.14 10:44
今月20日で韓中自由貿易協定(FTA)発効1周年を迎える。この1年間に世界の輸出環境は急激に悪化し、韓中は北朝鮮の核実験に対する対応と高高度防衛ミサイル(THAAD)システム配備をめぐり対立を生じさせた。韓国企業にはまったく喜べない悪材だ。しかしこうした時ほど韓中FTAが当初の期待と計画に照らしてどれだけ成果を上げ、また何が不足しているのか、これからどのように発展させていくべきかを確認してみることが必要だ。
電磁波の心配なく節電型でもある温水マットを開発して韓国でヒットしたボイラーメーカーのK社は、この製品を中国に輸出することに決めた。ちょうど昨年12月20日に発効された韓中FTAのおかげで過去16%だった関税が今年は3.2%減った12.8%だけかかることになった。今年1~9月に約12万ドルを輸出したので4000ドル程度を節約した形だ。これが大した額ではないと? この品目は8年後、すなわち韓中FTA発効10年が過ぎると関税が完全になくなる。