【社説】弾劾が唯一の道…秩序ある弾劾で国政正常化早めるべき=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.25 15:44
大統領の弾劾手続きが急速に現実味を帯びてきた。早ければ来週中に弾劾訴追案の国会発議と票決手続きを踏むというのが野党の日程だ。セヌリ党では金武星(キム・ムソン)前代表が大統領選不出馬宣言とともに弾劾発議の先頭に立つと明らかにしてから、弾劾に賛成する議員が増えている。
実際、大統領の退陣がかかっている弾劾はできる限り避けるべき最後の手段であり、国家的不幸だ。問題は朴槿恵(パク・クネ)大統領が検察によって犯罪被疑者になった憲政史上類をみない状況で、検察捜査すら拒否しているという点だ。しかも、朴氏は国民向け謝罪談話で検察捜査に誠実に臨むと約束した。2線後退、下野、退陣への意思がないということを明らかにした後、国政運営には積極的だ。さらに、青瓦台(チョンワデ、大統領府)は「いっそ憲法・法律の手続きに則って論争をまとめてほしい」と事実上、弾劾審判を要請した。弾劾は避けられなくなったわけだ。