【時視各角】ひまわりも悩む=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.22 15:27
結局、行きつくところまで行こうということなのか。大統領であり容疑者の朴槿恵(パク・クネ)氏が検察の捜査を踏んでいくという考えを明確にした。過去4年間、検察券というクーポンをあれほど惜しで使っていた彼女が、自分の手で任命した検察の幹部たちの捜査結果を「砂上の楼閣」「幻想の家」と述べた。先週の次官人事と任命状授与式が公職社会に投げかけたメッセージは明らかだ。あなたたちの人事権は私が握っているからみんな私に従いなさい。
彼女の良識に期待をかけたのは欲だった。大統領が何か分からない人に「それでも大統領か」を叫んでみても状況は変わらない。彼女が退くしかない理由は憲法に出ている。すべての権力は国民から出てきて(1条2項)、公務員は国民全体に対する奉仕者だ(7条1項)。国民が「退け」といえば大統領も退かなければいけない。