【社説】平和的な憤怒の表示で民主主義の進展を成し遂げよう=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.12 13:03
12日に開かれるソウル光化門(クァンファムン)市民集会は、韓国民主主義の前進のもう一つの分岐点になるだろう。朴槿恵(パク・クネ)大統領による国家権力私有化事件に全国民的な憤怒と退陣要求が結集するからだ。警察(17万)や主催側(100万人)はBSE(牛海綿状脳症)ろうそく集会当時よりはるかに多くの市民が集まると予想している。3回目となる今回の光化門市民デモは、憲法を否定して主権を蹂躪した「朴槿恵・崔順実(チェ・スンシル)ゲート」を審判しようという民心を大韓民国の心臓部で見せることで、朴大統領に賢明な政治的決断を促すという意味がある。
こうした貴重な意を生かすために市民が最も留意するべき点は平和的な行動だ。1960年、80年、87年にあった3回の広場民主主義の歴史は、平和的な行動だけが大義と名分を得て、その偉大な力で民主主義の進展を成し遂げるという教訓を与えている。暴力はそれ自体が民主主義の敵であるだけでなく、市民の広範囲な参加に冷や水を浴びせ、集会を委縮させ、冷笑だけを残す最悪の行動だ。