【社説】検察、なぜ正当性を失った大統領の顔色を見るのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.07 13:35
朴槿恵(パク・クネ)大統領が4日、国民向け談話で「必要なら検察の捜査に誠実に応じる覚悟」と明らかにしたが、果たして真相が究明されるのかという疑問は膨らんでいる。その間、大統領と青瓦台(チョンワデ、大統領府)を顔色ばかり眺めてきた検察が、今回どれほどまともに捜査できるのかということだ。検察は言葉では「崔順実国政壟断」疑惑の真相を明明白白にする」と強調している。しかし今までの状況を見ると、消極的な捜査という批判を避けにくい。9月29日の告発後、該当事件を特捜部ではなく刑事部に割り振った。先月20日に朴大統領が財団資金の流用などに対する厳罰意志を明らかにした後、検査2人を追加で投入した。同月25日に朴大統領が文書流出などについて国民に向けて謝罪をした後、大々的な家宅捜索をして特別捜査本部を構成した。捜査チームを何度も拡大したのだ。
大統領の言及が出るたびにやむを得ず一歩ずつ進んだ。結果的に証拠を隠滅して陳述を合わせることができる時間的な余裕を与えたのだ。