京都祇園祭で使われた「朝鮮綴」、韓国で展示
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.11 09:39
京都に行くと「朝鮮綴」と呼ばれる織物が代々伝わっている。ヤギやヒツジの固い毛で紋様を織り込んだ朝鮮のじゅうたんだが有形民俗文化財に指定されている。「朝鮮」を織物の名前に使っているが韓国人にはなじみがうすい。朝鮮時代にどのようなじゅうたんを使っていたのか、なぜ日本に渡っていったのかなどに関する韓国の研究資料がほとんどないためだ。
ソウルの京畿(キョンギ)女子高校慶雲(キョンウン)博物館で「朝鮮綴」にスポットを当てた展示「朝鮮綴をご存知ですか」が開かれている。元祇園祭山鉾連合会理事長の吉田孝次郎氏の所蔵品36点を紹介する。18~19世紀初めに作られた朝鮮綴だ。鳥、チョウ、童子、獅子などなどの絵や韓国の風水、中国の故事をモチーフにした多様な色感の表現が目につく。