【取材日記】韓国国政監査の空転、本当の勝者はグーグル
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.30 11:24
李貞鉉(イ・ジョンヒョン)セヌリ党代表が断食を宣言し、国政監査の初日の日程に出席しなかった26日。この日の未来創造科学放送通信委員会(未放委)の国政監査も空転した。同日、国会議員会館である補佐陣が話した言葉が耳に残った。「与野党の激しい対立の勝者は与党でも野党でもなくグーグルだ。グーグル」。
グーグルは自社のサービスのために韓国の精密地図データを使用できるよう要請した状態だ。政府は11月23日までにこれに関する決定を出すと明らかにした。政府は当初、反対の立場だったが、米国政府の非公式協力要請のため許可する方向に傾いたという話が出ている。税金を投入して作成した数兆ウォンの価値の精密地図データを正当な代価もなく渡すことに批判的な声が少なくない。軍の関係者も「安保」を理由に反対する意見が多い。もちろん世界で韓国だけグーグルマップをまともに使用できなければ、世界の空間情報産業界から疎外されるという懸念もある。