金正恩氏の核賭博、今は核弾頭小型化に照準
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.14 10:14
北朝鮮が政権樹立日の9日に5次核実験を行った。最近の弾道ミサイルの相次ぐ成功に続き5次核実験まで断行すると韓日米は軍事的対応策の準備に忙しい。北朝鮮の核・弾道ミサイルなど戦略武器開発のスピードは政府の予想を上回っている。5次核実験後に北朝鮮は「核弾頭の小型化、標準化、規格化に成功した」と主張した。北朝鮮は2006年10月9日の最初の核実験以降、通常3年ごとに核実験を行ってきた。だが今回の核実験は4次核実験(今年1月6日)からわずか8カ月後だ。金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が核・経済並進路線に強いドライブをかけているだけに、完成された核兵器をいち早く保有するという策略を表わしたとみることができる。実際に金正恩委員長は今月初め「核武力を強化し続けよ」という指示を与えた。
北朝鮮が現在の開発に拍車を加えている戦略武器は核と弾道ミサイルだ。究極的な目標は核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイル(ICBM)だ。北朝鮮は残された課題である核弾頭の小型化とICBMの大気圏再突入(re-entry)技術の確保に全力を傾けている。今回の5次核実験もこのための準備過程だというのが専門家たちの分析だ。