<北核実験>中国のジレンマ…韓中関係の試験台
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.12 13:17
北朝鮮の5次核実験以降、韓国政府が対北朝鮮共助において中国の協力を引き出す難題を持ち上げた。高高度ミサイル防衛(THAAD)体系配備の決定による摩擦に続き韓中関係が再び試験台に上がった。
韓中首脳間の疎通はまだだ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は11日に記者たちと会って朴槿恵(パク・クネ)大統領が中国の習近平国家主席と電話会談を行う予定があるかとの質問に「習主席との電話会談の予定はまだない」と答えた。4次核実験の2日後である1月8日「習主席との電話会談など中国との協力案を多角的に検討している」〔鄭然国(チョン・ヨングク)報道官〕と直ちに明らかにしたこととは温度差がある。当時は核実験から30日後の2月5日に韓中首脳間の電話会談が行われた。これに関して政府消息筋は「中国も内部的に見解の整理が必要な面があり、首脳たちが話す前に先に協議を通じて意見の差を縮める部分もある」として「両国間で北核対応のための意思疎通は継続している」と説明した。