韓国野党「脱北前駐英公使を国政監査の証人に」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.08 13:39
国会のむやみな証人採択要求が安保分野にまで拡大している。7日に非公開で開かれた国会情報委員会で、野党議員が最近亡命したテ・ヨンホ前駐英北朝鮮公使をはじめ、脱北した中国柳京食堂の従業員まで国政監査の証人として要請した。情報委の関係者はこの日、「与野党が提出した国政監査証人申請名簿にテ前公使と脱北従業員が含まれた」とし「証人採択をめぐり与野党議員と国家情報院の間で意見の隔たりがあり、結論を出すことができなかった」と話した。
情報委所属のセヌリ党議員は「野党議員がテ前公使を呼んで、金正恩(キム・ジョンウン)体制後に亡命と粛清が続いている北の内部事情を確認するべきだと要求した」とし「セキュリティーを勘案し、国会常任委への出席より、別の場所で会って非公開を前提に意見を聴取する形で進行される場合、採択される可能性もある」と伝えた。匿名を求めた共に民主党議員は「テ前公使の証人採択に関する協議をしているが、与党が受け入れる可能性はほとんどないようだ」とし「同意するとしても、小さな部屋で質問数まで制限するなど、きわめて制限的にしながら(証人として)呼んだと主張する可能性もある」と話した。