<Mr.ミリタリー>THAAD配備されれば北朝鮮SLBM作戦区域も狭まる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.06 16:20
北朝鮮が先月24日に潜水艦から弾道ミサイル(SLBM)を発射したのに続き、5日にもノドンミサイル(推定)3発を発射した。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長はSLBM発射の成功を大規模な祝賀行事で誇示している。金正恩委員長はSLBM2、3発を搭載できる潜水艦の建造も指示した。一部の専門家は北朝鮮のSLBMについて、安保状況を北朝鮮に有利に変えることができる「ゲームチェンジャー」だという過大評価もしている。
しかし北朝鮮のSLBM作戦が金正恩委員長の思い通りになるかは未知数だ。慶尚北道星州(ソンジュ)に迎撃用THAAD(高高度ミサイル防衛)体系を配備すれば、北朝鮮はTHAADを避けてSLBMを発射するしかない。SLBMを発射できる東海(トンヘ、日本名・日本海)の作戦空間が大幅に縮小され、相対的に監視者は増える。西海(ソヘ、黄海)は海が浅いため、2000-3000トン級潜水艦は作戦が難しい。中国に対しても負担となる。北朝鮮のSLBMを防ぐ方法がないわけではない。